
会ったことがない異母兄弟との相続手続き
独身の兄が亡くなり、葬儀を終えて相続手続きをやろうとした矢先、会ったことがない異母兄弟がいることが判明。直接やり取りができないのでスタートラインに全て丸投げをした事例です。
状況
亡くなったのは兄の長男。生涯独身で、身内は姉の長女と弟の次男(相談者A様)と思っていた矢先、戸籍を取ってみると亡くなった父に離婚歴があり、前の配偶者との間に子供、つまり異母兄弟がいることが発覚。子Aがどこにいるかも分からず、直接やり取りもしたくないため、第三者の専門家に間に入ってもらいたいとスタートラインに相談。
解決策
スタートラインが窓口となり、相続人調査のため所在調査を行い、異母兄弟に連絡。何度かやり取りを行い、遺産分割に合意。アパートの遺品整理を行い、財産調査した結果、預金のみの相続財産と判明。部屋の賃貸借契約の解約も行い、遺産分割協議証明書を各相続人に送付し、相続手続き・相続財産を弊所が管理する預かり口座から送金を行い、無事完了しました。
案件の概要
- 難易度
- ★★★★★ (かなり難しい:自力では困難)
- 相続人の数
- 3名
- 主な財産
- 預貯金
- 解決期間
- 約6ヶ月
- 担当行政書士
- 横倉 肇(宅建士・行政書士)
相続関係図
相続人:長女・次男(相談者)・異母兄弟の子A 計3名
ご相談のきっかけ
ご相談者様(60代男性・港区)は、近くに住む独身の兄が亡くなったとの連絡が突然入り、葬儀から慌ただしい日々を過ごしていました。少し落ち着き、そろそろ相続手続きをやろうとした矢先、亡くなった父に知らない子供がいることが判明。いわゆる異母兄弟でした。
初めて存在を知ったので、所在も連絡先も分からない。直接やり取りもしたくない、専門家に依頼するしかないと思い、グーグルマップから自宅近くの相続専門の士業を検索し、その中で直面する相続問題と類似している問題を解決していたスタートラインに行きつき、相談することにしました。
解決までの流れ
ステップ1:相続人調査
相続人は3人。亡くなられた兄・兄の両親の出生~死亡までの戸籍を取得。所在が分からない子Aは戸籍の附票を取得し、所在を確認。
→所在が分からない相続人の所在を確認。
ステップ2:遺品整理・相続財産の調査
賃貸の契約を早く解約する意味でも、部屋の遺品整理を早く着手して、長男の財産を確認。結果、通帳のみが出てきました。
→その結果、相続税の申告が不要であることを確認。
ステップ3:異母兄弟に連絡調整・遺産分割
このケースで一番大事なところになります。特に関係の薄い相続人には。相続関係図と財産目録を各相続人に送付。連絡が来て相続するかしないかの意思確認、今後の流れについて案内します。
ステップ4:遺産分割協議証明書の送付と相続手続き
遺産分割が決まりましたら、相続人全員に遺産分割協議証明書を送付します。相続人の中には所在を教えたくない方もいることと、相続人の数が多いと一人一人に郵送でやり取りするのは大変なので一斉に送り、迅速に相続手続きが進められるよう対応しております。
相続関係の書類ができましたら、弊所にて預かり口座を活用し、各金融機関に相続手続き申請を行い、解約した預金を預かり口座に送金してもらいます。
ステップ5:相続人への送金
ここも大事なところで失敗できません。相続人が最終的に受け取る金額を相続人全員に案内、確認が取れたところで各相続人指定の口座に預かり口座より送金して、無事完了となりました。
担当者からのコメント
まずポイントは、法定相続分についてです。異母兄弟の場合、法定相続分は同じ両親を持つ長女・次男とで割合が変わります。
子A1:長女2:次男2(分母が5)
→ 子A 1/5 長女 2/5 次男 2/5
次に会ったことがない相続人への対応についてです。これは人によって対応が異なりますが、まずは連絡が取れることを優先に行います。所在が分かれば手紙を送る、反応がなければ再度送る。連絡が取れるまで状況に応じて対応し、時には直接訪問することも。連絡が取れれば、相手の意向に合わせて相続手続きへの協力をお願いします。今回は所在が確認できましたが、行方不明の場合は家庭裁判所に不在者財産管理人の申立て手続きが必要となります。
担当行政書士:横倉 肇(宅建士・行政書士)
「これ、うちのケースに似てるかも…」と思ったら。
スタートラインは、これまで多くのおひとりさま・独身の方の相続手続き・相続不動産の売却を積み重ねてきました。初回は無料相談を行っておりますので、お気軽にご相談ください。
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